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| 第一章 松永弾正謀反始末 |
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【KP】：まずプレイヤー資料から
【KP】：プレイヤーへの情報「史実」織田信長は、最後の強敵上杉謙信との決戦を決意し、 柴田勝家率いる大軍を越後に送りだした。その隙をぬって、 大和国では松永弾正久秀が石山本願寺を包囲する戦 線を離脱し、信貴山城にこもって謀反を起こした。 久秀は将軍義輝を殺し、東大寺の大仏を焼いた男、信長と同じ弾正の位を得て、一度は畿内を支配した男。 信長上洛で屈し、金ヶ崎撤退戦では自ら密使となり、信長を救ったが、 武田信玄上洛にも呼応し、謀反を起こした前歴もある。 信長は「謀反こそ武士の本懐」とする悪党を愛し、「名物茶釜”平蜘蛛”を渡せば、許す。」として、 使者を立てるが、久秀は、平蜘蛛に火薬を詰め、自爆して果てた。 天正5年10月10日、久秀が東大寺を焼いてからちょうど10年目の出来事であった。 |
| 第一章 之 一 １５７７年 |
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【KP】：資料からちょっとだけ時はまき戻って
【KP】：今日は9月末日です。 【KP】：探索者たちは織田信長に呼びつけられ、物語は始まります。 【KP】：「松永の爺がまた謀反をおこしおった。」信長はどこか楽しそうに言った。 松永弾正久秀は大和を治める武将である。 もとは三好長慶の配下だったが、主家を滅ぼし、将軍足利義輝を攻め殺し、東大寺を焼いて、 大仏を湯のように溶かしてしまったという悪事を重ねてきた。 信長が上洛すると、謀反を起こした。一度は許されたが、またも謀反である。 「使者に立て。」信長の言葉は短い。「伝えよ。名物茶釜"平蜘蛛"を渡せば、許すと。」 刹海：(つまり平蜘蛛が失われて久秀が死ぬことは変えられない未来……) 重嶺：（はい 刹海：(今回も交渉は無駄に終わるのねん！) 田中：【高町式でも駄目なのか】 【KP】：信長はそれだけいうと面倒くさそうに探索者を追い出してしまった 【KP】：周辺地図 残左衛門：御意・・・ 重嶺：ぎょいーっ 季庭：（直々に信長に謁見できる地位がある連中なのか・・・） 【KP】：今いるのが安土城で 【KP】：ぱぱっと信貴山城を目指すなら 重嶺：（信長「誰か通すのが面倒くせえ」 これ 【KP】：徒歩で3日 馬で一日 刹海：平蜘蛛は私も拝んでみたいですねぇ。 【KP】：BGM道のり 残左衛門：ただの茶釜ではないのか 重嶺：茶器の事はあんまり知らないですがそんな名器なんですか 刹海：武家の者なら茶道も嗜んでおかなくてはなりませんよ。 残左衛門：うぐぐ・・ 重嶺：ｻｰｾﾝ・・ 刹海：(平蜘蛛についてＰＬ自身の得ている情報はある？) 田中：茶器なんて漏れなきゃなんでもええんじゃよ 刹海：(ＰＣだ) 【KP】：サッカイが辛うじて存在を知っている程度 刹海：(茶道でボーナスとか出たりする？) 【KP】：うーん 重嶺：信長様がお求めで、松永翁が持ってるってくらいですし 【KP】：シナリオに沿ってここは謎としておこう 重嶺：よほどの代物なのは間違いないッスねー 残左衛門：しかし、茶器ひとつでここまで人が踊らされるというのも 残左衛門：また滑稽な話ではないか？ 田中：まったくだ 刹海：まあ一番の名品を渡すというのは武家社会の間でも大きな意味を持つンでしょうねえ。 重嶺：あくまで茶器はついでに過ぎんのかもしれません 刹海：ただ渡すというだけではなく、降伏のしるしでもあるのですよ。 【KP】：まぁ信長が茶道大好き数奇者くらいは知ってて良いな 重嶺：へー 田中：そうそう 渡すと言えば 残左衛門：信長殿も物好き故な・・ 田中：宝剣を調べとった時にあまりの鉄で手裏剣を作っておいた 季庭：拙者は茶器はさっぱりでござる 田中：良かったら使ってくれ 季庭：おお、是非譲ってほしいでござるよ 残左衛門：これから武家社会で生きぬくならば、茶道をたしなむのは必須か 重嶺：この輝き…！これも間違いなく名品ッスね！ 田中：趣味で作ってる程度じゃが普通には使えるだろう 刹海：たとえば「男女が華を送りあう」というのもただ物品を譲渡するだけの意味でもありますまい。 残左衛門：左様だな 残左衛門：刹海殿、某にも茶の手ほどきをよろしく頼み申す 季庭：手持ちの手裏剣とあわせてしまっておくでござるよ 重嶺：下町では「茶会」という言葉も別の隠語になる事もあるッスよ 刹海：そうですな。久方ぶりの再会ですしゆっくりと茶会でも開きたいところですが 刹海：方針を決めておきますか…… 田中：【既に日本始まってたか・・・】 刹海：(殿オッ！拙者ぁっ！と時代がかった口調だし多少はね) 重嶺：（はい 季庭：（ところで所持金はどうなっているのでござろう・・・前回から増加なし？ 【KP】：なしかなー 重嶺：（無しでええんちゃう‥ |
