シナリオ:「かえるのうた」

1-1 導入 2-2A 闖入
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五人は合流し、二台に分かれて加賀池村へと向かいます。
今日という日は絶好のドライブ日和といえるだろう。青空には雲一つなく、車は舗装された山道を飛ばしていく。
高速道路から降りて狭い道へ入るが、対向車はおろか前をゆく車もない。

 

1.車内
 


御数木 梓紗:
もう30分くらいで着くかな。

木畑 多朗:(運転する有田を意味もなく撮影する
有田 楠生:(意味もなく決め顔する
弟切 月渚:(こいつら仲良いな
鬼怒 凛:(なんかいいなこういうの・・w
木畑 多朗:有田ー 実際誰狙いよー
木畑 多朗:安心しろよ言わねーから
有田 楠生:俺か〜、今は特にだなぁ
有田 楠生:お前と違って焦ってないからな(キリッ
木畑 多朗:嘘をつくな嘘を。もてあますもんはもてあますだろう。
弟切 月渚:思ったより山奥〜
KP:運転手以外の人間は目星を振ってください。
弟切 月渚:1D100 めぼし
Cthulhu : (1D100) → 81
木畑 多朗:1D100 目星
Cthulhu : (1D100) → 56
鬼怒 凛:1d100 mbs
Cthulhu : (1D100) → 37
KP:楽しい旅行に夢中で、誰も車窓の外にまで気がまわりませんでした。
有田 楠生:知ってるか・・酒が飲めてダーツがうまい医者の卵はもてるんだぞ・・・
木畑 多朗:なん... だと...
木畑 多朗:お前俺を裏切るのか... 信じていたのに...
有田 楠生:ただし、イケメンに限るという注意書きがあるがな・・・
有田 楠生:そういうお前はどうなんだよ
木畑 多朗:俺は心に決めた女性がいる。みんなには内緒だぞ。
有田 楠生:そうか、いつでも呼んでくれ
有田 楠生:慰める準備はできている
有田 楠生:良い店連れて行くよ
木畑 多朗:なんで振られる前提なんだよ...

KP:そうして蛙石の立ち並ぶ曲がりくねった道を下りながら、やがて長い一本の坂道が続く場所に出る。
KP:道は四方を山々に囲まれたすり鉢状の集落に続いていて、下りながら全景を一望できる。

 



御数木 梓紗:
「あそこはお寺で、あそこは食堂……」などと梓紗が簡単に説明してくれるので、加賀池村のマップを把握できていいです。




木畑 多朗はこの情景を見て、ゆっくりと懐古します。



この村で育ったこと、梓沙と遊び歩いた山や森を。

 

これらの知識は他PCは知らない情報です。活用してください。



鬼怒 凛:(今走ってるのは一本道?
KP:はい。
KP:この道から、ゆっくり下りながら進んでいく感じですね
弟切 月渚:思ったよりも栄えてますね〜歳をとったら私もこういう所に土地買って住みたい〜
鬼怒 凛:ルーナ知ってる?ここ山姥出るんだって
弟切 月渚:えっ
弟切 月渚:山姥っていうと
弟切 月渚:子供を山に持ち帰って食べちゃうっていう
御数木 梓紗:えっそうなの?私ずっと住んでるけど聞いたことないよそんなの。
鬼怒 凛:えー、ググったら出てきたんだけど
鬼怒 凛:ガセなのかなぁ
弟切 月渚:姥捨山の責任を擦り付けられた哀しき過去…の妖怪ですか
御数木 梓紗:ふーん……村の中ではそういう話なかったけどなぁ。
鬼怒 凛:村の年寄りたちは隠してるんだ!
御数木 梓紗:伝承とかそういうの聞きたかったら、明日お寺いく?
御数木 梓紗:お堂にそーいうのあったと思うよ。
鬼怒 凛:いいね
弟切 月渚:勝者の歴史に改変されて…
鬼怒 凛:ルーナは持ち去られちゃうから気をつけないと
御数木 梓紗:ま、とりあえず荷物置こうか。
御数木 梓紗:あそこが私の家。
木畑 多朗:おっ ついたか?
有田 楠生:ぽいな
KP:梓紗は小高い丘を指さして、車は徐行しながらそこへ続く坂道を登ってゆく。
丘の上に民家は二軒ほど立ち並んでいるが、一方は荒れて誰も住んでいないことがわかるだろう。
弟切 月渚:先輩も持ち帰られないように気をつけてくださいね
木畑 多朗:は?持ち帰り? 女子組えげつねー話題で盛り上がってたみたいだな。
KP:御数木家は伝統的な木造の日本家屋だ。小さいが門を構え、そこから玄関へと続く庭には大きな池が湛えられている。

鬼怒 凛:立派じゃん
弟切 月渚:えっでかい
御数木 梓紗:なかなか立派なもんでしょう?今晩の行事もここで行うんだ。
木畑 多朗:なるほどなー こりゃホテルいらねーわ
弟切 月渚:そういえば先輩のお母さんが選ばれた行事って、一体どんな…?
御数木 梓紗:それはねー……
御数木 梓紗:今夜まで秘密、で。ダメ?
弟切 月渚:ええ〜 まあ秘密なら仕方ないですね
御数木 梓紗:行事は深夜だから。それまでワクワクしながら待つのも楽しくない?
木畑 多朗:まぁ開けてからのお楽しみでも
木畑 多朗:撮影機材はばっちりだぞ
弟切 月渚:深夜。
御数木 梓紗:とりあえず、家入るね。
   
2.御数木家
 
   
 
弟切 月渚:お邪魔しまーす
木畑 多朗:お邪魔しまーす
鬼怒 凛:おじゃまします
KP:玄関の扉を開けると、奥からぎしぎしと床板を軋めかせて、廊下の暗がりから女性が迎える。
 

牧野嶺:「……おかえり」
弟切 月渚:(App高そうなのが出てきたな…

牧野嶺:彼女は槙野嶺と名乗った。自分たちと同じか、少し若い程度の女性だ。
御数木 梓紗:嶺はウチの遠い親戚なんだけど、体が弱いからココで療養してるんだ。
牧野嶺:梓紗の大学の友達なんですよね。話はよく聞いてます。よろしくね。

弟切 月渚:弟切月渚です よろしくお願いしますね
木畑 多朗:体が弱いのか。フィジカルの鍛え方なら心得てるぞ。
鬼怒 凛:よろしくね
有田 楠生:短い間だけど世話になるね
牧野嶺:二部屋ですけど、二階に部屋を用意してます。荷物、運びましょうか?
牧野嶺:長旅で疲れたでしょ?皆さんにはくつろいでもらって......。
鬼怒 凛:自分で運ぶよ
木畑 多朗:いやいや悪いよなんなら俺と有田で全部運ぶ。
弟切 月渚:いやいや私が
有田 楠生:木畑が運ぶから大丈夫大丈夫
有田 楠生:フィジカル鍛えてるから
木畑 多朗:おい有田は手伝えよ。
KP:おのおの自分で運びます?
有田 楠生:仕方ない
弟切 月渚:(おk
有田 楠生:【OK】
鬼怒 凛:(おk
御数木 梓紗:みんな客人なんだから遠慮しなくていいのに。まあいいや、ご飯の準備しとくね。
有田 楠生:田舎のご飯はうまいと相場が決まっている・・・わくわくが止まらないな
木畑 多朗:でも酒が出るかはわからんぞ
木畑 多朗:飲みたきゃそーだな 体力余ってるやつらで買い出しに行ってもいいな

KP:では、玄関から階段に向かいますがこの際目星をどうぞ。

木畑 多朗:1D100
Cthulhu : (1D100) → 77
弟切 月渚:1D100
Cthulhu : (1D100) → 44
鬼怒 凛:1d100 mbs
Cthulhu : (1D100) → 95
有田 楠生:1d100 目星
Cthulhu : (1D100) → 2
有田 楠生:【キリッ】
弟切 月渚:(なにっ

KP:では個別に情報を送りましょうか
 


有田と月渚は棚に置かれた写真立てが目に留まる。



 


木畑はこの写真に写っている少年が自分だとわかります。

弟切 月渚:あれ、この写真は…?
木畑 多朗:写真?
御数木 梓紗:「あー。昔のヤツだな」と梓紗は照れくさそうに写真立てを伏せます。
有田 楠生:兄弟・・・かな?
弟切 月渚:むっ
鬼怒 凛:
御数木 梓紗:いや、小さい頃仲良かった男の子なんだ。
弟切 月渚:へえ〜
有田 楠生:ほう
御数木 梓紗:もう村にはいないけど。隣の家荒れてたでしょ?あの家の子。
弟切 月渚:荒れてたんだ…(見てなかった
木畑 多朗:そんな写真が今でも飾ってあるって なんかちょっとロマンチックだよな
木畑 多朗:俺ガキの頃の写真なんて探しても出てこないと思う
KP:さて、部屋割りなどどうしましょうか?常識的に考えたらこれは男女分かれてるけど。
二階には三つの部屋がありますが、そのうちの広い和室二部屋を嶺に案内されます。
木畑 多朗:有田。わかってるな?
鬼怒 凛:(別れましょう)
弟切 月渚:男女別でいきましょう
有田 楠生:男女別だな
弟切 月渚:男女別ですね
木畑 多朗:また裏切った!信じた瞬間裏切った!
牧野嶺:木畑さん、どうしても他の部屋がよければ一階にも和室がありますけど……
木畑 多朗:いやまぁ有田が嫌いなわけではないからいいけどさ...
有田 楠生:え・・・俺狙われてるの・・・
弟切 月渚:え!
木畑 多朗:迷惑はかけられぬ。
KP:では男女別の部屋割りで。
有田 楠生:冗談はこれくらいにして、荷物さっさと置きに行こうか
弟切 月渚:そうですね
 
3.
 
   
   
KP:女子側の部屋は庭に向いた窓がついており、先ほど見た池が見おろせますね。
KP:池の水は少し濁って、ときどきあめんぼが波紋をつくる。
鬼怒 凛:絶景じゃん
弟切 月渚:おおー
弟切 月渚:あの池、錦鯉とかいるんですかね
鬼怒 凛:高そうなやつが
牧野嶺:しばらく水を入れてなかったから、生き物は入ってませんね。
弟切 月渚:ぼうふらがいっぱいいそう…
鬼怒 凛:でも庭に池あるの憧れるなー
弟切 月渚:いいですよね

KP:荷物を置いて部屋の支度が終わると、ほどなくして夕餉の準備が整えられます。
KP:嶺が食事を運んでくる。食事は麦飯に巻繊汁と焼き魚、添え物の山菜と期待に反して質素だった。
KP:山菜と焼魚はそれぞれ不揃いな平皿にまとめて盛られ、汁物はマグカップで振る舞われた。
なんとも不格好な食卓だが味は悪くないものだ。

弟切 月渚:いただきまーす
有田 楠生:麦飯うまし
木畑 多朗:いただきます。
鬼怒 凛:雰囲気があって良いね
鬼怒 凛:ズズ…
木畑 多朗:この野菜うめぇ!なに食ってるか全然わかんねーけど!
弟切 月渚:このイワナ美味しいですね
御数木 梓紗:ごめんね、お酒は置いてなかったんだ。村の中にも雑貨屋があるから、欲しかったら歩いても行けるよ。
有田 楠生:いや、よくよく考えたら深夜のイベントが本番なわけだし
有田 楠生:今飲むのはよろしくないな むしゃむしゃ
御数木 梓紗:そうだね。まあ、もうそろそろ閉店しちゃうだろうし、なんか欲しいものあったらまた明日行けばいいよ。
木畑 多朗:ふーんやっぱすぐ閉まっちゃうんだな
木畑 多朗:コンビニ感覚では買い物に行けないな
御数木 梓紗:それから、おいしいご飯が食べたかったらそば屋があるんだ。あの道を通ってわざわざ食べに行く人がいるくらい人気なんだから。
弟切 月渚:おそば。
鬼怒 凛:へー、明日食べにいく?
御数木 梓紗:そうしよっか。
木畑 多朗:んじゃ明日の昼は蕎麦屋だな
弟切 月渚:いいですね
有田 楠生:それは期待大
KP:それぞれ、アイデアを1/2で振ってください
木畑 多朗:1D100 idea
Cthulhu : (1D100) → 13
弟切 月渚:1D100 IDA/2
Cthulhu : (1D100) → 54
鬼怒 凛:1d100 idea
Cthulhu : (1D100) → 60
有田 楠生:1d100 アイデア/2
Cthulhu : (1D100) → 99
弟切 月渚:(アッ
有田 楠生:【食べるのに夢中である】


 
木畑は、食器が二人分程度のものしかないことに気づきます。
間に合わせの茶わんなどはそのせいなのだろう。


KP:では、食事が終わります。量としては少し物足りない感じだ。


御数木 梓紗:さて……
御数木 梓紗:私はちょっと始まるまで仮眠とるよ。体力使うからさ。
御数木 梓紗:何もないところだけど、ゆっくりしといて。仮眠してくれてもいいし。
木畑 多朗:そうかー じゃあ俺はその辺見て回ろうかな
有田 楠生:【開始までの時間はあとどのくらい?】
KP:3時間あまりとしましょうか。
木畑 多朗:(現時点で雑貨屋は閉まってるんかな
弟切 月渚:どうしましょっかね
鬼怒 凛:うーん
KP:自由時間を設定するので、他3人に内密で行動したい場合は個別グループで行動宣言しても構いません。
弟切 月渚:私達は部屋でゆっくりしますかー?
鬼怒 凛:あたしも部屋にいよ
有田 楠生:俺も運転疲れたから仮眠するよ
有田 楠生:起きてこなかったら誰か起こして
弟切 月渚:じゃあ私が起こしにいきますね
木畑 多朗:えー外出るの俺だけか... ちょっと考えちまうな
弟切 月渚:なんで図体に似合わずそんな寂しんぼさんみたいな事を…
木畑 多朗:人恋しいのと図体って関係ないのだよ
木畑 多朗:ムキムキマッチョのボディビルダーだってママに甘えてるかもしれんぞプライベートでは
弟切 月渚:えぇ〜イメージできない
KP:有田は仮眠、月渚と凛は部屋で待機?
鬼怒 凛:(待機しながら外眺めとく
有田 楠生:【OK】
御数木 梓紗:雑貨屋はどーかなぁ……閉まる時間も適当だし……
有田 楠生:もし空いてたら、寝る前に飲むように酒買って来てよ
弟切 月渚:(田舎ならではの雑さ…!
御数木 梓紗:そもそもタロウ君場所わかる?まぁ、広くはないから開いてればなんとかなるか。
木畑 多朗:まぁ仮眠って気分でもないしやっぱ一人でもその辺歩いてくるよ
木畑 多朗:なんか面白いもの見つけるかもしれないしなー
御数木 梓紗:まぁ、始まるまでには帰っておいでね。それじゃ……
 
 


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